情報学部大学生のダラダラ日記

β日記

機械学習や日記っぽいものを書きます

統計学入門(基礎統計学Ⅰ)第7章演習問題前半

スポンサーリンク

第7章前半

7.1<線形演算と分散>

次の分散の式を証明せよ

(1){\displaystyle V(X+Y)=V(X)+V(Y)+2Cov(X,Y) }

(2){\displaystyle V(aX+bY)=a^2V(X)+b^2V(Y)+2abCov(X,Y) }

{\displaystyle Cov(X,Y)=E(XY)-E(X)E(Y) }を用いて証明します。

(2)は{\displaystyle V(aX)=a^2V(X) }であることに注意してください。

f:id:Parco1021:20200518034510j:image

 

7.2<ポートフォリオ>

(1){\displaystyle E(R_ρ),V(R_ρ) }を求めよ

(2){\displaystyle V(R_ρ) }の最小値を求めよ

(3)省略

通常通り期待値と分散を求めます。そして(2)ではその求めた分散をxについての関数として考えることで微分して最小値を求めます。

ここで注意すべきなのは分散の関数が下に凸であることと、最小値をとるxの値が相関係数と分散によって変わってしまうことです。本当に下に凸であるか確かめてみてください。

f:id:Parco1021:20200518034520j:image

f:id:Parco1021:20200518034529j:image

 

7.3<独立と無相関> 

2つのつぼA,Bの中に3個のボールを投げ入れる。つぼAの中に入ったボールの数をX,ボールの入っているツボの数をYとするとき、X,Yの同時確率分布を求めてXはYとは無相関であるが、独立でないことを示せ。

XとYが無相関⇔Cov(X,Y)=0であることと、XとYが独立でない⇔P(X,y)≠P(X)P(Y)であることを目標にして解いていきます。 

f:id:Parco1021:20200518034557j:image

7.4<秤量問題> 

2つの物体A,Bの重さma,mbを測りたい。A,Bそれぞれを片側に乗せて測る方法(Ⅰ)と一方にA,B両方を載せて重さの和を測り、天秤の両方に乗せて差を測りそこから算出する方法(Ⅱ)がある。どちらがより優れた測定方法か答えよ。ただし、天秤の測定誤差の分散はつねに{\displaystyle σ^2 }である。

 

f:id:Parco1021:20200518034602j:image

7.5<相関係数の線形不変性>

U=aX+b,V=cY+d(ac>0)のとき、

{\displaystyle ρ_{UV}=ρ_{XY} }を証明せよ

f:id:Parco1021:20200518034606j:image

 

 

 

スポンサーリンク