情報学部大学生のダラダラ日記

β日記

機械学習や日記っぽいものを書きます

2020年第3回G検定合格体験記

スポンサーリンク

はじめに

資格とかには特に興味がなかったのですが、コロナの影響で大学へあまり行くことができず、春休み~夏休みを何もせずに過ごしさらに年も越してしまいそうな勢いだったので何かやることのきっかけが欲しくて受験を決意しました。研究室で深層学習について学んでいるので1週間あれば大丈夫だろ~wと思い1週間前にやっと申し込みしました。しかし受験日が卒業研究中間発表の数日前で資料の作成等をしなければならず、あまり勉強時間が確保できませんでした。

G検定とは

G検定は日本ディープラーニング協会が開催している資格であり、深層学習などの人工知能全般に関する知識問題が出題されます。計算問題はほぼ無く、法律に関する問題や用語に関する問題が多く出題されます。シラバスは以下の通りです。

f:id:Parco1021:20201119194158p:plain

引用元:日本ディープラーニング協会

 

G検定はネット受験なので好きなだけインターネットで調査することが可能です。しかし当然運営さんもそれは承知であるため時間は厳しく設定されています。試験時間は120分で問題数は220問ほどです。全ての問題を逐一調べていたら間に合いません。

 

合格率は6~7割とかなり高いです。合格率が高いため余計にプレッシャーを感じました。今回受けた試験は従来よりも合格率が低く、やはり受けてみても思ったより難しかったです。

f:id:Parco1021:20201119201353p:plain

f:id:Parco1021:20201119202334p:plain

f:id:Parco1021:20201119203518p:plain

引用元:日本ディープラーニング協会

難易度は低い試験なので人工知能初学者の大学生が受けてそうだな~と思っていたんですが意外と開発職の2,30代の方が受けていて驚きました。それだけ会社で人工知能を導入しているということでしょうか、知らんけど。

勉強方法

何からやればいいのかようわからんかったのでとりあえず公式テキストなるものを読もうと思い、1週間前に買い、全9章あるため1日2章で4日目は3章読むことで4日で読み終わらせました。

残り2日は問題集を半分ずつ解きました。当日はなんかやる気が起きなくて何もやっていません。テストあるあるじゃないですか??直前にやる気なくなるの。

 

勉強方法の振り返りなのですが、まず公式テキストはかなり浅く広くといった印象を受けました。元から知っている単語は「あーはいはいそれね」となるのですが初見の単語だと説明が浅すぎて全く頭に入ってきません。特にRNNやCNN周りの応用の範囲は少し難しいで別で検索して理解をしておく必要があります。ただ範囲がある程度広いためこのようになることはしょうがないと思います。カバーしきれていない分を問題集で演習を積みつつ補填するイメージです。また、試験中に逐一参考書を開いて~とやるのは効率が悪いので事前に自分の言葉でどこかのファイルにまとめておきましょう。検索すると他の方がまとめた記事が大量に見つかるのですが網羅できているかわかりませんし、自分でまとめたほうが当日見つけるのも読み解くのも時間が圧倒的にかかりません。勉強時間は1日3時間程度行いました。

 

 

試験

試験は先ほども書きましたが法律周りの問題が圧倒的に多く、知識問題は事前の知識で事足りる程度のものが多かったです。法律は試験中に調べるつもりだったので試験中はひたすらに法律についてググっていました。他の受験者も同様だったようでG(oogle)検定などと言われていました。公式テキストからはほぼ出題されていない印象でした。

 

総評

今回の目的は資格をとることよりも人工知能を体系的に学ぶことでした。結果的に試験前の参考書での勉強や当日の試験での検索で知見を深めることはできたと思います。ただ資格自体に価値があるかと問われるとプログラムや理論的なことは全く問われないので機械学習エンジニアになりたいような人には難易度等考慮してあまり感じられませんでした。しかし初学者であったり私のように勉強するきっかけとして受験することには意味があると思います。

スポンサーリンク